ブックタイトル宅建協会50周年記念誌

ページ
97/178

このページは 宅建協会50周年記念誌 の電子ブックに掲載されている97ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

宅建協会50周年記念誌

ブックを読む

Flash版でブックを開く

概要

宅建協会50周年記念誌

りあっと言う間に30年経ってしまいました。振り返ってみると、この業界がすごく私を育ててくれました。いろんなお客様に出会うことができて、私の人生が豊かになり感謝しています。この業界の魅力は、お客様に寄り添うことができることだと思います。また、人間が生きていくためには衣食住が必要で、人の生活に切っても切れない、そういう業界だと思います。今は、これから社会にどのようにして貢献することができるかなあ、ということを考えて、コンサルタントの勉強もしています。又吉株式会社ゆいハートコーポレーションの又吉悦子です。独立して今年で8年目です。それまでは、実家がもともと不動産業を営んでいたものですから、その業界に入りやすかったのかな、と思います。大学を卒業して、薬剤師として2か年ほど働いていましたが、寿退職で家に居たら、父親が「働け」ということで、現在に至っています。「ゆい」は結ぶ、ハートを結ぶ、不動産を通して周りの方々と心と心を結びながら、「売ってよかった」「買ってよかった」あるいは「借りてよかった」「貸してよかった」、「あなたに任せてよかった」という言葉をいただくのが一番うれしくて、社名にしました。また、父から教わった「誠実」という言葉を胸に、これからも女性の立場で、不動産業の一層の地位向上のためにも頑張っていきたい、と思っています。司会ありがとうございました。皆様色々な経歴をお持ちでお話をお聞きするのが楽しみです。では、皆さまの業務について、お話しいただきたいと思います。又吉私スタイルということで事業をやっています。まず、自分の生活を築かないといけないので、賃貸の自己物件を持ちながら、一人で仕事をしています。お客様からご指名をいただいた物件だけを扱い、管理・売買のほとんどが口コミで、そういった意味では、先に人間関係ができているんですね。賃貸にしても売買にしても、私を指名してこられるお客様との関係が成り立ったうえでの仕事なので、そういう意味ではすごくやりやすい。売りたい人は高く、買いたい人は安く、というのが常ですけれど、皆さん快く私のお話を聞いていただいて、成約まで持っていっています。信頼ありき、ということからのスタートで、心と心が結びついているなあ~と思っています。賃貸では住みたい家、借りたい家、ということを考え、新都心で土地を持っている地主さんに賃貸物件のプランで、的確なアドバイスをしていると物件が完成する前に満室になりました。座談会メンバー紹介1角田照子2明快産業3代表者413年1喜屋武ふさ子2アップルホーム3代表者413年第二章会員座談会1金城由美2(株)ライフベース3代表取締役46年1氏名2会社名3肩書き4業歴たまにクレーマーもいますけど、家主さんと対策を考えながら、解決しています。司会又吉さんはご自分でもアパートを建てられていますよね。その辺のお話をしていただけますか。又吉3LDKでバリアフリー、エレベーター、あとセキュリティーをつけて自己物件を建てました。それは、借りる方にも親切でもありますけれど、差別化を図ることにより、痒いところに手が届く、そういうことを考えながら、棚を付けてあげたり、乾燥機をつけたり、ということをしています。他のところと違うのは、セキュリティーとエレベーターに月二回の清掃を心がけています。きれいに、安全に、住みやすく、これが満室の秘訣ではないか、と思っています。司会次に仲与根さん、30年ということなので、賃貸の歴史をよくご存知だと思います。その経験も交えながらお話ししていただけますか。仲与根私が入社した当時は、不動産業界は今のような形態ではありませんでした。今は不動産会社が案内をして、契約、管理。売買が発生したら決済そして引渡しまで。不動産の最初から最後までを一手に引き受けているという状態ですね。ところが、昔は、すべて家主さんがされていました。たとえば、「お客様がいますから、空いている物件紹司会/名嘉真妙子8795