ブックタイトル宅建協会50周年記念誌

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宅建協会50周年記念誌

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概要

宅建協会50周年記念誌

座談会【第一部】~これまでの50年~出席者司会:小橋川共順大城英夫(那覇東地区)岸本功(那覇西地区)比嘉安信(宜野湾・中城地区)島袋善保(中部地区)當間高志(宮古地区)上原一男(小禄・南部地区)大城英夫岸本功上原一男司会本日は、お忙しい中をご出席いただきまして有難うございます。皆さまから懐かしいお話をお聞かせいただければ、と思いますので、よろしくお願いいたします。まずは、簡単に自己紹介をお願いいたします。大城那覇東地区に所属しています、(有)大城住宅の大城(英夫)です。年を行くにしたがって、それだけ歴史を残して行くんだろう、と思います。ちょうどアマカラアッチュシトーイヌムン、ヒサカタ(足跡)はちゃんと残っていくわけであります。50周年というと大きな記念すべき行事です。お互いが知恵を出し合って、よりよい記念誌になるように努力をしていきたい、と思います。岸本皆様、こんにちは!私は那覇市前島で㈱大信開発を経営しております岸本功と申します。私は沖縄信託㈱にて不動産取引業に従事しておりましたが、復帰の翌年に大信不動産(資)を創業し、昭和54年4月㈱大信開発に社名を変更して、現在は創業41年目に至っております。どうぞよろしくお願いいたします!上原小禄南部地区代表の上原一男です。南風原で創業しまして34年めですが、あっと言う間でした。先輩方の50年のずっと後に続いてきた、という感じがします。比嘉宜野湾市愛知の、ヒガ不動産の比嘉(安信)です。今日は大先輩たちとの座談会と思って来ましたが、考えてみると自分も60代になり、今日の座談会では、皆さんといろいろ昔を語り合いたいと思います。島袋中部地区、沖縄市諸見で㈲島エンタープライズを経営しております。今日は皆さんといっしょに楽しい座談会ができればいいな、と思っています。當間宮古地区のアオバ不動産の當間です。今日はよろしくお願いします。司会有難うございます。初めに、本日ご参加の皆さんは、30年以上の経歴をお持ちのようですので、30年40年前の本県における取引態様についてお聞きしたいと思います。売買、賃貸とありますが、まず売買の様子についてお願いいたします。不動産ブローカーと言われた時代に脱サラで始めた-上原上原私は脱サラで始めました。「商売やるよ」と唯一人の伯母に言ったら、「ヤー、ヌーシンスムシガ、不動産ブローカーだけはサンキヨーヤー」と言われました。事務所を開けて、しばらくしたら、近隣の身なりのあまりよろしくないお年寄りたちが、入れ替わり立ち替わり来ました。ウンチュヌチャーヤ、みなブローカーなんだろうな、と思いました。その後流通機構が整備されましたが、創業時はそんな感じでした。司会上原さんは最初から売買を専門になさっていたんですか。上原田舎ですから、賃貸はできないですよ。ですから、事業所名もなんでもできるように「物産」と付けました。そうしたら、同級生から「大それた名前をつけたもんだ」と言われて、「モウケジュクだったら、人身売買以外はなんでもやるよ」と(笑)。不動産業の評判は全然芳しくなくて、宅建業の免許を取っていますから、県に申請をしておこうというぐらいのものでした。78 74